夏×かき氷=夏バテ

今朝のテレビ番組で、かき氷を食べれば体温が下がるのか?ということをしていました。

 

 結果はというと、食べた直後は体温が下がりましたが、その後に体温は上昇しました。

 

 冷たいかき氷や冷たい飲み物で、物理的に急激に身体の中を冷やす行為は、はっきりというと身体への負担が大きく、夏バテの要因になります。

 

 人間の体が持つ恒常性(ホメオスターシス)という機能があります。これは、外部環境(気温や湿度、ストレスなどいろいろな要因)が変化しても、人間が生きていく上で重要な身体の内部環境(体温、水分量、血圧、ホルモンバランスなど)を維持することを目的としています。

 外部環境が大きく変化すると、それに伴い内部環境を維持するために働くエネルギーも大きくなります。

 

 特に、夏場暑い環境で、冷たいものを摂って身体を冷やすと、冷えた身体を元に戻そうと働きます。体温を下げるよりも、上げる方がエネルギーを消費するのはみなさんも直観でわかると思います。

 さらに、腸は副交感神経が優位に働いています。これを冷やしてしまうと、副交感神経の働きも落ちて、結果、腸の働きが落ちて食欲が低下します。

 

 暑い時期に、冷たいものを摂って体内を急激に冷やし、腸に負担をかけてしまう、夏バテの要因の1つですね。

 

また、腸にはパイエル板とよばれる免疫をつかさどる部位があります。これは体内の免疫の6~7割を占めているといわれています。

 腸を冷やし、腸の活動を弱めるということは、免疫力を下げるという行為に他なりません。アトピーや鼻炎などのアレルギーを抱えている方、風邪を引きやすいという方は、夏場でも冷たいものは控えるようにしてください。

 

そうすれば、アレルギーの悪化を抑えることができます。

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コメント: 1
  • #1

    sex telefon (土曜日, 04 11月 2017 02:45)

    matusin